今まで着用してきたTシャツ、ポロシャツの選りすぐりを6枚!懐かし映画のキャラクターや、誰かの手描き「不思議の国のアリス」のイラストレーション、タイダイTシャツ、真っ赤のビックサイズポロシャツまでもどれもそれぞれチャーミングな個性を持っています。

「この夏に向けてこの6枚を組み合わせスペシャルなTシャツ1枚にしたい!」とご依頼をいただきました。

個性もサイズのばらばら、「ちぐはぐ」のこのメンバー達は上手にまとめられるのかな?と不安でしたが、お客様とおおよそのレイアウトはお打ち合わせをし、そこからはそのままの「ちぐはぐ」を生かすデザインバランスにしたいと思いました。

デザインバランスは切り替えサイズが大きく、それによって大味になり得そうな予感でした。ですが個性的なTシャツ故に大味を飛び越えて、魅力的あるストーリーを連想させてくれます。きっとこの6枚を選ばれた持ち主の思考に1本筋が通っているからなのだろう、と感じます。

6枚のそれぞれの個性からストーリーをコラージュして1枚の絵に、まとまっている様で「ちぐはぐ」感。とても面白い感覚から新たなTシャツが出来上がりました。

Tシャツは遊べますね!もっともっと楽しくなりそうです。

こちらはUNEVEN GENERAL STOREにて開催された「atelier rei お直し相談室」でご依頼いただいたリメイクです.。

どうぞご参考にしてみてくだい。

艶やかで肌触りの良いサテン素材を使用し、ゆったりとした着心地。元のアイテムはパジャマ。「パジャマからつなぎ」へ、リメイクのご紹介です。

いわゆる作業服タイプの「つなぎ」とは異なり、現代のファッション感覚はドレスアップする「つなぎ」へと変身していきます。

トップスのシャツは程よくドロップした肩と身頃サイズも今の気分にぴったりです。パンツはリラックス感のあるウエストゴム入りのイージーパンツです。上下をドッキングいたします。

パンツはウエストゴムを外し、ドローストリング仕様に変更。ウエスト位置をキープするとお尻からキレイなテーパードシルエットを生み、ルーズなスタイルを演出する場合はウエスト紐を結ばず、だら~と。2通りのスタイルをお楽しみいただけます。インナーに合わせるアイテムや、これから夏に向けてはシャツ部分を腰に巻くアレンジも!「つなぎ」になったことで幾通りもコーディネートの幅が広がり、ファッションが楽しくなりそうです!

こちらは、先月UNEVEN GENERAL STOREにて開催された「atelier reiお直し相談室」にてご依頼いただいたリメイクです。

外と内の境界線も自由に行き来し、もっとファッションは楽しくね!そんな気持ちを感じながらのリメイクでした。ありがとうございました。

2枚のジーンズを組み合わせて1枚のジーンズへと再構築、リメイクデニムのご紹介です。

80年代ー90年代の時代が生んだ名作をサンプリングしたビックサイズのジーンズと、LEVI'S 501に側章ペイントデザインが施されたジーンズ。どちらも個性を感じさせる2枚です。それぞれのデザインを生かし、サイズ、シルエットはこの2枚のどちらでもなく、新シルエットのジーンズに作り上げていきます。

ベースになるのはビックサイズのジーンズです。サイズとシルエットは大幅に調整を行い、側章ペイント部分は切り取りベースに組み込みます。どの巾ではめ込むかなど、お客様にご試着いただきバランスのよい巾を探りました。

(1+1)+1,(1+1)÷x,(1+1)×y,,,,これとこれを足してそれをシルエットで割るといった方程式にあて込められない。原型は潰し、それぞれのディテールはお客様のアイデアを盛り込んで作り上げていきます。ベルトループ付け位置、裾デザイン、後ポケット、ブランドタグ付け位置。どんな小さなディテールもこんな風にしていきたい、楽しむ気持ちはそのままを表していきます。

出来上がりを眺め、整えられたシルエットにいくつものディテールはすんなり溶け込みながらも存在感はあり効いています。やりすぎ?って正解、不正解がデニムにはないのかもしれません。いつもデニムって本当に不思議な素材であり、ジーンズは普遍的なアイテム。奥深くて面白いです。

美しいシルエットのジーンズですが、遊び心たっぷりのデザインが今の気分を感じさせます。欲張りだけど全く嫌味にならないデニム、そんな人になれたらいいな、と思いました。

どうぞ参考にしてみてください。

Remake denim / Thank you:H watanabe



「出張お直し相談室」はUNEVEN GENERAL STOREとの出会いがきっかけでスタートしました。いつもアトリエで行っているスタイルそのままが実現でき、大事に楽しく取り組んでいるイベントです。

UNEVENでのイベントは今回で10回目を迎え、いつもお会いできる方、はじめまして!の方、皆さまが事前にご用意いただき洋服を抱えていらしてくださる姿には、毎回胸が熱くなっています。洋服を広げていただくまでは、どんなご要望なのかは分からないので、ドキドキして挨拶をしています。

目の前にお持ちいただいた洋服が広がった途端、デザインやアイデアのキャッチボールが始まり、お客様が投げられる上へ上へと上昇するボールもあれば、低めすれすれ狙いのボールも現れます。どちらのキャッチボールもとても楽しく盛り上がります。

「今こうだったら」「今こうしたいな」を実現するお直し相談室は、洋服への視点や付き合い方を発見し、そののち変化しながらもその人のファションスタイルになっていくのでしょう。これがきっかけになり洋服とのお付き合いから良い習慣を生み、それでまた人は成長できる。と感じられるものだったら嬉しいです。

洋服が好きな理由は、心が動くことが必ずある事。変化するのが面白い、理解することが面白い。それは洋服だけに限らずいろいろなことにも通じ、お直し相談室を終えるとそんな思いがいつも深く刻まれます。

無事2日間楽しんでお応えさせていただけたのは、お客様はもちろん、そばでサポートしてくださったUNEVENスタッフのおかげです。ありがとうございます。

アイデアとセンスが満載のリメイク、気の利いたお直しも多数いただきました。お預かりしました洋服の出来上がりまで楽しみにお待ちくださいね。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!!

定期的にご提案しているイベントーatelier rei 出張お直し相談室ーが「UNEVEN GENERAL STORE」(愛知県名古屋市)にて以下の日程で開催されます。

約8か月ぶり、今回で10回目となります。回を増すごとにご要望も多種多様、お越しくださったお客様とクリエイティブな時間を共有できることが毎回楽しみなイベントです。

今すぐ実現したい春物、この夏に向けてのファッションプランのご準備を!!

「今こうだったら」「今こうしたいな」といったご要望のお洋服を抱えてお越しください。今回もUNEVENスタッフの皆さんと、フレッシュなファッションのご提案をさせていただきいただきますね。

小さなお直しから大きなお直しなど、手を加えていく面白さをご体験いただけたらもっとファッションが楽しくなっていきますよ。

とても楽しみな2日間、どうぞよろしくお願いいたします。

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atelier rei 出張お直し相談室

「開催日」2021年3月27日(土曜日)28日(日曜日)

「開催時間」12:00~20:00

「開催場所」赤座ビル2階 フリースペース

460-0008 愛知県名古屋市中区栄四丁目14番25号 赤座ビル2階

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※ 新型コロナウイルスの感染防止の為、ソーシャル・ディスタンスの確保(混雑時には入場制限をさせて頂きます)、消毒および清掃の強化を徹底致します。また、お客様にもマスクを着用してのご来店、入室時に消毒のご協力をお願い致します。発熱や咳等の症状があるお客様のご来店は、ご遠慮いただけますようお願い申し上げます。


アトリエ内での制作期間として下記の日程は臨時休業にさせていただきます。誠にご不便とご迷惑をお掛けいたします。


2021年3月16日(火曜日)〜3月31日(水曜日)


尚、お引き渡し期日のお客様につきましては、上記に関わらずお越しくださいませ。

春満開の頃、お会いできるのを楽しみにしてます!

よろしくお願い致します。

ミリタリーファッションを現代感覚で楽しむリメイクのご紹介です。

キルティングのクルーネックプルオーバー。

インナーもしくはルームウエア用として、寒い時期に身体を温める実用性のために作られたアイテムです。

素材感とキルティングの具合がかっちりとしていなくて素朴、寒さ対策といってもなんとも頼りなく、この可愛らしさは経年変化と時代性が感じられます。

春に向けて「袖を取ってベストにしたい」とご依頼をいただきました。

ベストへのリメイクでは肩幅、袖ぐりのバランスがポイントになり、イメージするデザインは実際に着用いただき、身体に合わせてラインを作ります。

両サイドにはファスナーのデザインが追加されました。ファスナー付けは裾からファスナー開けになる方向を採用。これによってファスナーを開けるとスリットを見せる、新たなディテールを楽しむことができます。そして大きなファスナーの存在はより一層デザインを引き立てます。

上着を脱いで軽やかなファッションの季節が始まります。軽やかなレイヤースタイルにベストが良いアクセントになってくれそうです!

どうぞ参考にしてみてください。



8年前に私がデザイン製作したリネン100%のパンツ。とても気に入って大事に履いていました。黒色が薄くてなってきた時には染色をしてもらうなど、毎年夏には頼もしいボトムの存在として愛用してました。



長年の着用で生地の耐久にも限界がきてしまい、特にお尻と内股は破れと擦れ切れが現れてどうにも、なんともならなくなりました。

今回のリペアはアトリエのアシスタントに依頼、私がお客になり希望を伝えてアイデアを話し合い、形にしてもらうスタイルです。破れ部分は新たな生地で丈夫に、少しだけ楽しさを加えたデザインに決まりました。



今回のリペアでは出来上がりを心待ちする体験をさせていただいた。待っている間、このパンツとの思い出をあれこれと巡らす時間は個人的な時間を見つめ直すような、過去と現在があり、そして未来を見つめるような、と感じさせる時間を過ごしました。

洋服のお直しがその人にとって洋服とのストーリーになっていくのだな、と今回アシスタントに依頼したお直しによりそんな気持ちが確実に見えました。

とても面白いものだと思いました。



破れのリペアもストーリーになる楽しみな一つです、どうぞ参考にしてみてください。

今回も私物から〈ウールのソックス〉のお直しのご紹介です。

7年ほど前に購入し、冬になると足元を温めてくれるウールの靴下。

以前はルームソックスに活用してましたが、近年はアトリエでも重ね履きとして毎年冬には活躍をしていてくれました。

かかと部分、特に右足はだんだん毛糸が細くなり、ついには破れ、どんどん大きな穴に広がっていき、恥ずかしい様子になってしまいました。

お気に入りのウールのソックスをまた来年も履きたい!本当に好きなんだな、このソックス。購入した時以上に好きだと思っていることに驚く。この発見は好きが続くことの嬉しさを感じられる事でした。



今回は「ダーニング」ヨーロッパで伝統的に行われている、衣類の穴あきや擦り切れを補修する針仕事を行いました。

用いる毛糸はオフ白をメインに、靴から覗く事を見据えてアクセントの黒毛糸でデザインを加えました。

これでまた来年寒い冬を迎えて、このソックスを履けると思うとお直し時間も楽しく手が止まりません。



今年もお世話なった冬服たち、来年に向けてのお手入れをお勧めします。

どうぞ参考にしてみてください。

花柄のワンピース。今回は私物のお直しをご紹介いたします。

もともと古着で購入したものをさらに15年も着古すほど愛着のあるワンピースです。

生地の経年劣化と着用負荷によって「背中」「ショルダー」はボロボロ。身頃も所々破れがあります。まだまだこの先もこの花柄ワンピースを着続けていきたい!そんな思いからリペアを施しました。

破れた所は好きな素材を自由に組み合わせる。

「自由でいいのだ」「自由にいこう」の気持ちを心の芯にずっと持ち続けていきたいです。これが花柄ワンピースに似合うかどうかを重要にしないで、生地の棚から単純に好きな花柄のテキスタイルをセレクトしていきました。この感覚で自由なお直しがスタートします。

縫いやデザインに関しては、破れ箇所を上手に目立たないように整えていくお直しのやり方とは真逆に、目立つ目立たないは関係なく、感覚はパズルのようにピースを埋めていくやり方です。それぞれのピースが破れた穴を防ぐのみ!作り込みのデザインは無用、破れ穴の状態からピース乗せによって現れる偶然性に委ねるデザインを楽しみたいと思いました。

意図をせず赴くままに破れを好きな生地でパッチワークをするリペアを無心で行い、「自由でいこう」をピュアに感じられるものに仕上がりました。

この花柄ワンピースには「ヒッピームーブメントのフラワーチルドレン」または「大草原の小さな家」「アルプスの少女ハイジ」などが私の中にイメージがあります。そこに共通する平和や親愛。幸せな温かさに包まれたたいと思うのです。

このワンピースで屋根裏部屋の藁でできたベッドに寝転がりたい思いです。1枚のワンピースを通して、なぜ好きだと感じるのか、自分の中ではとてもシンプルな感覚が答えです。心のひだに触れる所にあるものだと今回のお直しで改めて見つめることができました。

洋服とのお付き合いはそこから感じられる事、心に何かの作用をもたらしてくれる。だから楽しみたいものです。

どうぞ心の自由に、はみ出したお直しもご参考にしてみてください。

玄関ステップ部分に敷く用途として、ラグのオーダーをいただきました。

Size : 715mm×725mm

color : mid gray, light gray, charcoal, pink, purple, white

モルタルと木材の組み合わせ、高低差によって各スペースのバランスと生活動線への導きをシンプルながらも印象深く、素敵なデザイン空間に仕上げられている玄関スペース。

ステップ部分では靴の脱ぎ履きなど単に通り道ではない、時間を過ごすスペースになってきます。そのスペースが楽しくなるように!のご要望でラグのオーダーをいただきました。

いつものようにお客様のイメージする色や好きな色をお選びいただき打ち合わせが始まります。サイズはステップ部分より少し小さく、デザインはモルタルとラグの見え方がバランスと捉えてアクセントにラウンド型を組み合わせました。編み方向も縦・横の変化を取り入れ視覚変化をお楽しみいただけます。


色のこと。

ラグの製作において、色はお客様のお好きな色を選んでいただき、そこからラグのデザインのイメージを広げていきます。編みのテクニックで視覚的なバリエーションを多くは生まない代わりに色の魅力を深く考えていきます。配色のバランスと、どの位置にその色を添えるかも無限に可能性を秘めています。どのようなイメージにしていこうか、お客様とのコミュニケーションから導いかれていき、デザインを表す楽しさと感じています。

ピンク、パープルに白、打ち合わせ時にはそれぞれの色の持つ個性が引き立つように、メイクアップの例え話も盛り込み、発見!納得!いいね!湧き出てくる楽しい時間でした。



色遊びのような感覚でお楽しみください。この遊びはとても面白いです。

どうぞご参考にしてみてください。





築47年(1974年)低層住居専用地域、閑静な住宅地にヴィンテージマンションと呼ぶにふさわしいマンション。築年数は古くても管理体制もよく、何よりも先進的で個性的なデザインながらシンプルでモダンな美しいデザインは現代では珍しい、あるいは、時代を感じさせない優れたデザイン性が人々の心を惹き付ける要因かもしれません。私はドライブ中には建物探索が楽しみの一つであり、このマンションもその1軒で興味津々でした。今回ご縁があり、憧れのマンションでのリノベーションをされる方からの空間作りのご依頼をいただきました。

約100㎡の空間。空間を全て見渡せる設計デザイン。この空間では施主様家族の居住空間、ワークスペース、お子様のスペース、多目的スペースなどフレキシブルに対応できる空間設計です。住むこと、暮らすこと、働くこと、この空間で共に感じ成長すること、無限の可能性が秘めています。建築家である施主様は何よりもその奥深さと在り方を信念としてお持ちでいらっしゃいます。ご自身で設計されるこだわりのあるリノベーションが始まりました。

スペースの区切りとして、「しっかりとした木材で壁建てした箱」と「ソフトな素材で壁建てした箱」この2つの箱を空間に取り組む構成です。「ソフトな素材の箱」の製作依頼をいただきました。

一般的に使用されるカーテン素材から資材用途に使われる素材まで広範囲で素材のセレクトを始めました。空間内にステンレス扉を用いているなどのキーワードを集め、使用する素材は<メタリック素材>に決定しました。

<メタリック素材>

壁から突き出すように「コの字」の仕切り壁を布で仕立てます。3面構成、それぞれ異なる<メタリック素材>を組み合わせるアイデアが施主様と生まれ、その切り替えの位置は施主様自身からプロの目でイレギュラーな位置設定をされました。単純に正面、右、左の角ではなく角を超える位置の素材の切り替えは単一でなく、見えない奥の想像を膨らませます。空間創造を勉強させていただきました。空間作りが面白くなります。

<布の仕組み>

天井から吊り下げ用棒(19mm角ステンレス)のぶら下げ仕様。棒通し口用のステッチダウンは表面から見えない。「ステッチダウンが見えない」この些細なことが重要なディテールポイントです。ステッチダウンが見えることは棒に吊り下げられている仕組みが分かり、単純に当たり前のように設えられた感覚を受けそれ以上にはなりえません。今回施主様からこのステッチダウン無しディテールを受けた時に、施主様の感覚や物の捉え方こだわりに賛同し、見つめる事への深さを感じ、それを実現化していきたいと胸が高鳴りました。

<裾の納め方>

吊り下げから床面+10cmで仕上げました。3種類の異なる素材の特性上、床上がりの裾ラインの収まりがまばらになり綺麗ではないとの判断からです。床から10cm長くなった裾は内側に流し、目指す「箱」感として面白く現われました。


布で仕切られた部屋は、遊牧民のパオやキャンパーのテントのようなイメージからの派生です。生活の中で快適や便利を追求するばかりではなく、少々手間のかかる設えが必要になりますが、それもきっと気分によって向き合うこと、暮らすことになるのかもしれません。自由度のある空間をお楽しみください。

どうぞご参考にしてみてください。

<素材>

正面:シルバーメタリック(裏打ち布はコットン、ライトグレー)

右面:メタリック合成レザー(裏打ち布はコットン、ライトグレー)

左面:ナイロン(裏打ち布は表と同素材)