ばらばらのものをつなぎ合わせて一つのものにする。

形や色、大きさの違うものを組み合わせて、いつもと違う景色が見えることへの好奇心を抱いて、時にはこんな遊びをしてみるのも楽しい。

自分の身の回りから、形に着目して様々な形を見つけたり、仲間集めをしたり、写し取ったりする「形の特徴に目を向けさせる活動」という教育もあるようです。仕事柄私の中では普段何気なくやっているようだけど、実際に意識をして形に目を向けると、特徴についての理解を深めたり、形への関心も高まり、面白い発見とヒントが生まれる瞬間があります。

この感覚は洋服やインテリアのコーディネートにも応用できそうです。今まで気が付かなかった新しい発見は、遊びの中に学びあり!かもしれません。どうぞお試しください。

ニュージーランドで立ち上げられたNZメリノウール100%(ZQ認定メリノ)を使用したインナーウエアブランド「YARN」。代表を務める下山陽子さんが都市オークランドで展開されているショップ<wonder journal>。アトリエレイのReused textile rug をご紹介いただいております。

海を越えてどんなご反応をいただけるのかドキドキしていました。陽子さんの話を聞くと、NZの生活スタイルでは、ラグや椅子敷などにはあまり馴染みがないそうです。国によって生活スタイルは様々だから興味津々です。その中でどんな方がどのようにお部屋でお使いいただけるのかな?と想像するだけでワクワクが広がり楽しい、ついでに合わせて旅行気分に浸ります。今回はショップ内でご覧いただいている中からお客様のオーダーをいただきました。シックな色のコンビネーションを気に入っていただけたようです。嬉しい、ありがとうございます!2~3週間後にはお手元にお届けできると思います。喜んでいただけたら嬉しいです。

お楽しみにしていてください!

エル ジャポン 2021年11月号 9月28日(火)発売

特集「KNITTING」おうち時間で加速!編み物沼にハマりそう!



RECOMMENDER 中林友紀さん(インテリアスタイリスト)のセレクションによりアトリエレイの [Reused textile rug] を掲載していただきました。

INTERIOR ITEM ハンドクラフトテイストをお部屋にプラス!(p.147)



コロナ禍のステイホームによって、編み物をはじめとするハンドクラフトやDIYに目覚めた人も多いはずです。「生活を大事にする」ことの気づきや、便利すぎる時代をもう一度見直す良いきっかけになったのかもしれません。雑誌に紹介されている世界各国のクリエイターや著名人、ファッションブランド、映画からも共通して、ものが生まれて来るには物語があって、すなわち今を生きている証だとも感じます。日々を丁寧に過ごす人の暮らしには「モノ」が語りかけてくる物語に溢れています。どれも見ているだけで幸せに向かっていくアイテムばかり。アトリエレイのラグもそんな存在になれたらと願ってます。


どうぞ書店にてお買いお求め、ご覧になってください。

#yukinakabayashi

#atelierrei

〇募集に関して

アトリエレイでは日々考え、試作を繰り返し一緒に学び、クリエイティブなもの作りができるスタッフを募集します。

〇仕事内容

洋服のお直し、リメイク、オリジナルプロダクトの製作、アトリエ内での製作全般、通販サイト関わる業務全般 

〇応募資格

経験者でも未経験者、性別、年齢、資格は問いません。

〇応募方法

店頭に履歴書をご持参いただくか、下記住所まで郵送ください。

又はホームページのお問い合わせにお送りください。

464-0074

愛知県名古屋市千種区仲田2-16-6

高木ビル1階

アトリエレイ スタッフ採用係まで


勤務時間、休日、給与、勤務形態は面接時にお伝えします。


書類を確認後、面接日時は追ってご連絡させていただきます。

尚、応募書類の返送は致しませんのでご了承ください。

よろしくお願い致します。

アトリエでのこの夏休みの思い出をご紹介します。

小学一年生の女の子、中学3年のお兄ちゃん(にいに、と呼んでいます)の兄妹が夏休みの宿題をしにアトリエに来てくれた時の出来事です。にいにの宿題は「フェルトで”指人形”を作る」です。

【にいに編】

糸の扱い、針の持ち方、玉止め、針の進め方をレクチャーして、にいにはぎこちなく、時には、ああああああ!と糸がからまって落胆する声を漏らしながらも、1時間後には玉止めも出来るし、均等にステッチも進ませられるように上達が見られます。とても集中して取り組んでいたから「肩凝った!」なんて言ったりする。少し感覚が分かってきた頃、私のアドバイスには「そうだね!その方が縫い目はきれいいだね、やってみる!」こんな会話まで発展をしている。

出来ないと思っていたことが出来るに変わった事、達成感に満ちはにかんだ笑顔を終わりごろに見せてくれました。わたしも達成感を一緒に味わわせてもらった。

【妹編】

小学一年生の妹はその間、絵を描いて遊んでいました。彼女の描いた絵に私が刺繍をしました。かわいい絵を見て刺繡がしたくなってしまったのです。テクニックは全くないのですが好きな色を選び、適当な針運びで絵の中にチクチク、糸を埋める。それがいいな、一瞬子供になっていくような感覚を味わいたくなったのです。

そして彼女の読書感想文の宿題に選んだ本を教えてくれました。「あなふさぎのジグモンタ」。主人公のジグモンタ(クモ!)は自ら糸を作り、穴をふさぐ仕事をしています。8本の手足を全て使います。歌をうたいながら、とても楽し気にお客さまに喜んでいただきたいという気持ちを込めて「また着られるようになりますね。」穴ふさぎの仕事が大好きなんだそうです。ジグモンタはとてもやさしさに満ち溢れている、心温まるこの絵本の世界にぐっと胸が熱くなりました。

その日の夜、自宅に帰った彼女はお母さんとお風呂に入っているとき、「レイさんとジグモンタは同じだね。お洋服を直している。そしてサスティナブルをしているね。」と話しをしたそうです。小さな彼女の目にはアトリエでの風景をそんな風に感じ取っていてくれたことを知りました。彼女のお母さんは、「物を大切にすること、それはこの先の環境のこと同じように大切だと感じ取って欲しい」と以前私に話をしてくれました。彼女はきっと直観的に良いものを素直に感じられていると思います。

この兄妹との夏休みの思い出は私にも大切な楽しい思い出になりました。夏休みって大人にとっても学びの期間になりますね。出来上がり刺繍は額装をしてお礼の気持ちでプレゼントしようと思っています。


ご用意いただいたのは色はベージュに統一された3着のアイテムです。

「ライダース型ベスト」へのリメイクを紹介させていただきます。

それぞれ微妙な違いを見せるベージュ色。それぞれ異なる素材。(綿、ナイロン、麻)が集まりました。

ライダースデザインは構成する象徴的なディテールを再考し、ファッション要素を盛り込み、テクニカルなディテールを思い存分感じられるベストを目指しました。

ベースになる身頃のデザイン。フロントスタイルは左右対称でバランスを取り、バックスタイルはライダース本来のデザインから忠実に切り替え部分を再現しました。

フィッシングベストのネット(編み)はとても特徴のある素材です。効果的にアクセントが出せるような配置を組み立てていきました。これはもとの洋服の魅力を生かせるリメイクとして、私自身が一番楽しみな時間で、頭の中の想像と現実をパズルのように組み立てていくクリエーションでもっとも時間をかけ大事にデザインをする工程です。

ハードな印象を持つライダースとは反対に、ソフトで繊細さが感じられるライダースベストに仕上がりました。

さまざまな素材とディテールがレイヤーされ、主張はありながらも調和され全体的にデリケートな印象を受けます。いくつかのポケット周りの縁取り布はカットオフにて加え、さらにレイヤー感を拡張させ良いアクセントになっています。

リメイクはそのものを生かす事と共に、新たな組み合わせによって面白が生まれます。それが一番の醍醐味で魅力的なところです。

どうぞ参考にしてみてください。

モダンでクラッシックな英国調のセットアップスーツ。今回はボトムのリメイクのご紹介です。

買った当初はワイドシルエットのパンツを気に入っていたのですが、「コンサバティブに思えてきて何か物足りなく、どうにかしたい」と会話が始まり、「もっとワイドシルエットのインパクトを加えたい!気分が上がるパンツに拡張したい!」ファッションを楽しむオープンマインドのご依頼をいただきました。そしてリメイクは”インパクトのあるワイドシルエット”をデザイン方向が即決定しました。


シルエットはワイド感をさらに強調させる分量を設定し、そこに新しい生地を組み合わせます。デザインは「インバーテッドプリーツ」を採用。ひだ山が突合せになり、奥行きを作るプリーツです。裏側はボックスプリーツの様子が見えます。

脇線を利用して3パーツの生地を縫い込みます。それぞれの生地巾は6cm、12cm、6cm。合計24cm。この追加された合計の生地巾が幅広シルエットを作ります。生地選びはジャケットとのコーディネートで黒をメインに用い、サイドはピッチの違うモノトーンチェックを選びました。

裾巾を24cm広くしたことで足の動き、歩く姿に大きな変化を見せます。プリーツから生まれる縦の直線ライン、ワイドな裾巾は歩く度、後ろに余韻を残す印象的なパンツに仕上がりました。

いつもより歩幅は広く、背筋も伸び颯爽と歩く姿が想像できるように、ファッションは気持ちと身体を動かす力を持っている。そしてやっぱり楽しむものだとまた教えてもらった。いつまでも私がファッションを好きな理由です。

ワンピースのリメイクをご紹介いたします。

10年の年月を経て!昔、私が手掛けていたブランドのワンピースのリメイクご依頼をいただきました。10年ぶりの再会になります。当時の風景や感情が思い出され胸がいっぱい、ご依頼者さんが大切に持っていてくださったこと、それ以上に嬉しくなる事です。

柔らかく薄手のカットソー素材、フィットした上半身にフラワーベースのようなフォルムのスカート、個性的なカラーリングが印象的なワンピースです。

「ここ数年はフィットする身頃のサイズ感か気分に合わず全然着る機会がなく、この先もこのままのサイズでは着ることがない気がする」このようなご要望からサイズの調整、アイテム変更も合わせて行うリメイクのご紹介です。

ーアイテムの変更ーワンピースからロングカーディガンへ

前身頃のセンターにハサミを入れてカットします。タイトフィットのワンピースですのでそのままでは前身頃に隙間が生まれ、理想のカーディガンのスタイルになりません。

前身頃の隙間を補うために新たな生地を加えます。ワンピースのカラーリングの中から全体にまとまりが生まれるカラー「グレー」の組み合わせです。

この前端のディテールデザインは「一呼吸おく、間を感じる、繋ぐ」を表したかったイメージです。そしてアクセントはウエストに細い紐!ご依頼者より細く華奢な紐のアイデアをいただきました。素敵なアクセントになり効いています!

誰もが10年前とは好み、似合うスタイルは少しずつ変化していきます。昔好きだった洋服も、現在、この先に寄り添えるデザインが必要になってきます。外したり、加えたりの必要性。今回このワンピースを通してそれをご提案できて嬉しかったです。前にも増して着回しの利くロングカーディガンになりました。

また10年後に会えたら今度は何が必要になるだろう。面白いお付き合いができたら最高です。


暦の上では立秋を迎え秋となりました。気象や体感的には夏真っ盛りの時期ですが、立秋を迎えるといつまでもこの暑さが続くわけではなく ー秋に向かっていくんだー と季節の流れの中に身を置き、それに触れて感じていけたらいいなと思っています。

皆さま、この夏休みを利用して秋に向けて「この秋冬のファッションプラン」をあれこれ楽しむ時間の過ごし方はいかがでしょうか。

去年着ていたコート、実は何だかバランスがしっくりこないで着ていたとか、何年も前に買ったジャケットも出番がないままで何だかこのままでは着られないな、何とかならないかな?とか。

年月を経てもお気に入りで買った洋服はいつまでも好きな洋服として大切に着続けられたら嬉しくなります。そしてそれがどんどんと自分のスタイルになっていくのかもしれません。形やバランスを今の気分やアイデアで変化させていく、洋服とのお付き合いがもっともっと深まります。

早速、私もコートをあれこれとチェックし始めました。ベージュ系がずらり。一見同じようにも思われますが、全部個性の違うコートです。このコート1着ずつが今年も気分よく着られるように、気になっていた所を直していきたいなと思っています。まずは簡単に着丈から、長くも短くも、広くも狭くもどちらにも行ける、それがお直しの楽しさです。

ぜひクローゼットを覗いて一足先にこの秋のファッションプランをお楽しみください。沢山のご要望をお聞かせください。フレッシュな秋になるように沢山ご提案をさせていただきます。

夏休み、どうぞ健やかにお過ごしくださいませ。


コーヒーブレイクがすっかり熱中モードになりそうな、前回から引き続き<雑巾作り>別バージョンのご紹介です。夏休み期間にご家族と一緒に手作りしたり、楽しくてお勧めです。

今回の雑巾は「小ぶりサイズ」がポイントになります。ちょっとした汚れをさっと拭くのに使い勝手のよいサイズ感。さっと拭いてさっと洗う、乾かす場所も取らず、すぐ乾く。毎日ちょこちょこ使いたくなる、ヘンテコな姿も気の合う仲間になってくれそうです。

<長袖・半袖Tシャツから雑巾作り>

材料:長袖、または半袖Tシャツ

丸形や四角をラフにカットした布を適当に組み合わせただけのデザインです。丸や四角は身近にあるコップやクッキーの箱を使って何となくのラインをTシャツに描きます。(どちらも手のひらサイズまでに収まる大きさをお選びください)ライン通りにカットしなくて大丈夫です。細かなことを気にせずラフにカットしてみてください。そしてカットした布をミルフィーユのように重ねます。最後にミシンステッチ縫いで出来上がります。驚くほどラフなステッチで大丈夫です。むしろそれで出来上がるから面白くて不思議な感じです。

長袖プルオーバーから5枚出来上がりました。

便利な使い捨てペーパーに変わり、こんな雑巾がストックしてある風景が心地よいと感じてもらえたらいいな。

着古したTシャツの行き先をまだまだ簡単にゴミにしない方法。真新しい雑巾を買わなくて済む。GOODな選択です。

夏休み期間を利用して、コーヒーブレイクのような作る時間をお試しくださいませ。


コーヒーブレイクのように、心を休め何も気にせずミシンを走らせる時間があって良い。ミシンが真っすぐ縫えなくても、形がいびつであっても良い。なんともチャーミングでユーモアがある仕上がりになるから大丈夫です。夏休み期間にお勧めの作り物をご紹介させていただきます。

<タンクトップから雑巾作り>

材料:夏の必需品 - コットンのタンクトップ - 

白のタンクトップが大好きでいつの間にかクローゼットに溜まってしまうアイテムの1つです。経年変化により白はだんだん薄汚れ、首回り、裾はダラダラに伸びてきました。だんだんと外出着での出番が少なくなり部屋着になります。さらに部屋着でも何だか恥ずかし姿になった頃、タンクトップでのお役目は終えて最後は「雑巾」としてまだまだ活躍をしていくのです。

着古し、すでに馴染んでいる綿の繊維にはゆとりが生まれおり肌触りも良く、水分吸収も抜群になっています。この特性だから「雑巾」にぴったり、とても使いやすいのです。

デザインとサイズはお好みでどうぞ!縦に三つ折り。横幅はそのままを生かしました。

ミシンステッチはタンクトップのネックと袖ぐりのフラフラする部分を先に押さえて、あとは縦横無尽にミシンステッチをお楽しみください。タンクトップのデザインが残った雑巾。家族の誰もが見ても笑ってくれそうです。お掃除がこれで楽しなってくれますね。


ものを大切にし、ものの最後の役目を細やかながらも見つけてみたい。と面白がっています。

着古したタンクトップの行き先を簡単にゴミにしない方法。真新しい雑巾を買わなくて済む。GOODな選択です。

クローゼットを覗いてみて、ぜひご参考にしてみてください。


「色がとても素敵だから、何かにリメイクしたい」とお母様のお着物をお持ちくださいました。良いタイミングでご依頼主より以前からお借りしている本「日本の配色」を手元に置いていましたので、早速お持ちいただいた着物の色名を調べてみました。

ー浅葱色(あさぎいろ)Turquoise blueー 浅い葱(ねぎ)の色に似ていることろから浅葱といわれ、藍染の薄い青色の代表的な色名。

抑えられた色調、日本の伝統色の色名からは、デリケートな色の違いを表す色名が沢山あります。日本人は配色の組み合わせに微妙な感覚を持っていた。「やわらかい色彩」「かたい色彩」と名付けられるあたりも色彩感覚には独自性の特徴があります。「この色目がとても素敵だから」と魅了されたのも、理由はきっとこういう独自の感覚なのかなと感じました。


現代では着物を着たり、普段近くで見たりする機会がめっきり少なくなった事。先日別の友人とは、とても奥深い着物文化が戦後に急激に廃れたことなどの会話をしたばかりでした。ハッとして、私も着物を着たい、楽しみたいと思う気持ちが沸々と湧きあがりました。


今回の着物からご依頼はいくつかのプランがあり、その中の1つは「ショルダーバッグ」です。

袖の形をそのまま生かす。希望のサイズとほぼ同じという偶然も重なり、即ショルダーバッグにリメイクを始めました。袖をそのままバッグに、ショルダー部分は襟~前端布をそのままの太さで使います。ショルダーの長さは自転車に乗って邪魔にならない、腰にカバンが収まる位置を設定。機能面には内ポケットを加えました。携帯と財布用です。取り出しやすさは外せません。

全て直線で構成された着物のその良さを生かす。絹の自然な光沢、滑らかな落ち感、そして魅力的な色。ミニマムでコンテンポラリーなショルダーバッグに仕上がりました。日本の美を現代に映していけたら、リメイクの楽しみがもっと増えてきそうです。

夏の青空に都会の中で目を引く色目、人混みの中でも自分らしく駆け抜けていける!気分です。

リメイクはとても気軽にお試しいただけます

ぜひ参考にしてみてください。

Thank you  T.F