ストール破れのお直し




カシミヤ素材、薄手で肌触りの良いシックな大判ストール。
大きく裂けてしまった(約15cm×15cm) 部分の補修をご紹介。
(画像 : 左上)


破れ補修は高度な技術によって、その生地と同じように穴を塞ぐ修理「かけつぎ」があります。
これは専門店ならではのお直しになります。
当店では「かけつぎ」は行なっておらず、様々なデザインでのお直しをご提案をしております。

例えば
別生地を使用して大きく裂けてしまった部分を塞ぐ方法。
毛糸にてステッチワークでかがる方法。

いろいろなアイデアを出した中で修理方法ではなく「メタリックシルバー」がキーワードに上がりました。強い輝きを求め生地ではなく「フィルム」素材をご提案。
熱圧着ラバーシートといいます。熱を加えることで生地にプリントされます。
今回は〈プリント〉という方法で破れのお直しを試みます。


大きく裂けてしまった部分に合わせ
グラフィティ (graffiti)からイメージを受け図案を描き起こしました。
ペンで描かれた落書きはラフでありながらアート性を持ち合わせています。


異質で強い輝きのテクスチャーにより、シックで控えめのライトグレーにインパクトのあるシルバーが加わってコンテンポラリーでアートな印象になりました。
全体のイメージを変えるものとして面白く感じます。
(画像 : 左下、右 )

破れてしまった時はショックですが、お直しでバージョンアップが期待できそうです。
お直しも楽しみの一つ。
是非参考にしてみてください。




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