お直し パンツのウエスト - その1 -








パンツのウエストサイズ直し
通常はウエストベルトをつまみヒップへかけて自然につなげて
ミシン縫いでサイズを小さくします。

- その1 -

今回ご依頼いただきましたお直しは、〈ウエストゴム入り仕様〉にとの
ご要望です。

ドローストリング(紐使い)のパンツ。紐でしばって履くパンツ。
右:黒パンツ 中:ブルーパンツ

紐使いのパンツは案外面倒で、ギャザーの入り具合と位置も時としてまばらになり
不安定さがでます。
脱ぎ着をする度にギャザーを整える事になります。
日常中のこのようなお悩みからゴム入りの仕様に変更です。

ゴム入りにしたら、脱ぎ着は楽ちん。
ギャザー位置や分量も一定が保たれて、整える必要なし。
ストレスは解消されます。
とても良いアイデアと思います。

今回はさらに1つポイントになるご要望がありました。
ウエスト全体をゴム入りにしますと、お腹周りもギャザーが入り
お腹ぷっくりのシルエットになります。
それではスタイルが良く見えず、残念なパンツスタイルになってしまいます。
お腹部分はゴムを入れないでフラットに仕上げます。

このように、とても細部にまで気を配り、お気に入りのパンツと向き合い
履きこなされるお客様にお会いして、こちらは気付かされることも多く
嬉しくなります。

既製服を自分に合った洋服に近づけていく、
一手間はかかりますが、そうして長く愛着を持って着続けていただけるのは
素敵なことで、本当に嬉しく思います。

今お手持ちの洋服を自分仕様にしたら、もっとおしゃれが楽しくなるのではない
でしょうか?
是非参考にしてみてください。





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