パンツサイズ調整








パンツのサイズ調整お直しをご紹介。
メンズパンツそのものの格好良さをそのまま履きたい!自分のスタイルに取り入れたい!そんな一目惚れをしたメンズスラックスパンツ。
サイズ直し前提でこのパンツに挑みます。
(画像 : 上)

メンズサイズなのでサイズ感は当然各箇所身体に合いません。
⚫︎ウエストサイズ…4cm詰め
⚫︎股上…3cm詰め
⚫︎太もも…3cm詰め
⚫︎パンツ丈…10cm詰め
この4箇所のお直しで理想のサイズとシルエットを再構築します。

ウエストサイズ直しはパンツ本体とウエストベルトを取り外し行います。
パンツ本体はヒップも含めて後ろ中心一箇所でサイズ補正を実施。
(4cm以上のサイズ詰めの場合は、後ろ&両サイドで縫い込みが必要になります。)
ベルトも同様後ろ中心一箇所で縫い込みます。

今回のお直しで1番ポイントとなる「股上詰め」
フロントジップ、持ち出し布など前開きに関わる細かなパーツも触ります。
ジップはエレメント(務歯)をテープから外す事でぴったりサイズを作り上げる事が出来ます。
ジップの長さ調整を行えば、ジップの全取り換えのように大ごとの作業なしで簡単に行えます。
(短くする場合のみです。)
パンツ本体のウエスト口を水平に3cmカットし、再びウエストベルトを取り付け股上サイズ補正が出来上がります。
ウエスト、股上サイズが大きかった時はウエスト、お尻位置も下がり足が短かく見える状況でしたが
適正サイズに補正させウエスト、ヒップ位置が上がり下半身のバランスが整いました。

太ももは内股で縫い込み。膝下〜裾は触らない為、膝位置までのサイズ補正。

最後に裾仕上げを行います。
シングルやダブルカフス仕上げ等、裾のデザインでそのパンツの印象も大きく変わってきます。
手を抜かないで様々な裾デザインを試みます。
「スリットデザイン」が加わった裾は想像以上に新鮮なシルエットを感じられます。
裾の表情が面白く表れ、〈男前のパンツ〉それだけでは言い表せない独特の存在感を持ち合わせるパンツへと変わりました。

身体の半分以上を占めるパンツ。パンツスタイルは手を抜けません。僅かなサイズ感が決め手になるし
お尻、足長効果など悩み多く、理想的なパンツを求めます。
ファッション的にはマンネリ化も避けたい気分です。

是非パンツの進化をお楽しみください!
ファッションが楽しくなります。








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