Remake Wool Sweater Vol.1

秋冬の定番ニットとして人気の高い「フェアアイルセーター」幾何学模様が数段に渡っているのが最大の特徴。この模様はその土地の文化や自然、家系にまつわるモチーフを使用した伝統的で温もりを感じられるセーターとして今も愛されています。

寒い日が続き、冬服はまだまだ手放せません。この冬、何だか着られなかったセーター何とかならないかな?と思われていた方もいらっしゃるのではないかと思い、来年の秋冬に向けてセーターのリメイクを紹介させていただきます。

<タートルネックセーター>

「タートルネック」と「肩幅」と「袖」のサイズが問題でとても気に入っているセーターですがなかなか着ることが出来ず眠っていました。着にくい問題点をリメイクで解消して着たい!とのご要望です。

このセーターのシルエットは昔のハンドメイドならではで全て直線パーツで構成され、特に肩幅と袖ぐりの直線は身体に馴染まず、その影響で二の腕部分に大きな膨らみが目立つものになってしまっています。

本来、編み物であるニットにハサミを入れてカットすることはタブーであり、お直しはできないものと敬遠されるアイテムになります。ですが今回のお直しはハサミを入れて、袖ぐりと袖山を身体に馴染む様に、全体に太い袖もすっきりするように調整をいたします。

タートルネックの大きさも気になる点でした。一層のことガラリと雰囲気を変える試みで「タートルネックを外し」、フロント部分は「ジップアップのデザインを加える」タートルネックセーターからカーディガンへ変化をさせていきました。

今度の秋冬のセーターの楽しみに、どうぞこのようなリメイクも参考にしてみてください。

atelier rei

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