インテリアお直し　椅子肘掛け

椅子肘掛け部分のやぶれ補修をさせていただきました。


古くからの友人が営む店　＜Kitchin&Bar peacenik＞　ピースニック。
オープンして10年を向かえました。
店内は数年前にバーカウンターなどをリューアルし、ぐっと大人っぽくなり
お酒、オーナーお手製の料理がおいしくいただける空間になりました。

今回のご依頼は、椅子肘掛け部分のやぶれ補修。


10年間使用され続けた一人掛けソファ。
肘掛け部分のやぶれ。
最初は小さな穴でしたが、だんだんと大きな穴になり現在はやぶれ状態。
お酒が入ったお客様はお話しながら指先でこの穴を触り、どんどん大きく拡大して
いったそうです、笑。

椅子の場合、カバーは張替え修理、または新たなカバーを製作し 、すっぽりかぶせて
しまう方法があります。
このような修理は、価格と日数がかかってきます。

オーナーからは、もっとカジュアルな方法での修理がご希望。


今回は肘掛け部分のみの傷みでもありましたので、この部分のみの修理をおこなう方法。

「あて布」を付けることに決定。
パッチワークです。
丈夫な「帆布」を使用しました。

穴の空いた箇所を覆うように生地をあて、ハンドステッチで縫いつけます。
せっかくなので、「あて布」はサイズを変えてリズムがでるようにアレンジ。
このように現場でアドリブが生まれることも楽しみです。
もっと自由に形を変えることも可能です。
ピースニックではシンプルな形でサイズ違いを採用しました。
2脚それぞれ、違う顔に仕上げました。

今後またどこかに穴が空いた時は、違う布で「あて布」をしたりと、リペアの楽しみも
膨らみます。
このソファにはブラックデニムも似合いそうです。

お客様をお迎えするソファが気持よくなりました。
ゆったりくつろいでいただきたいです。

修理後、オーナーよりトマトのキーマカレーと彩り野菜のサラダ、ビールを
ご馳走になり大変美味しくいただきました。
ピースニックにて修理された椅子と美味しいお酒、空間を。
是非足をお運びください。


アトリエレイでは、洋服だけでなくインテリアのお直しも承っております。
運搬できない物の場合は、出向いてお直しをさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
店頭、お電話、mailにてお待ちしております。