Denim coverall jacket at UNEVEN GENERAL STORE お直し相談室




1950〜60年代のカバーオールジャケットのリメイクをご紹介。
ブランド、モデル名は不明ですが味のある雰囲気は時代を経た証しです。
ヴィンテージデニムには様々な拘りを持ちつつも、ブランドやモデルに縛られることなく自分の感性で今はこれだ!とチョイスされているお客様からのご依頼です。
(画像 : 左)


- 内容 -
⚫︎着丈カット(約10cm)
⚫︎左胸ポケット外し
⚫︎腰ポケット(左右)外し→外したポケットは左胸下に再度取り付け

- 工程 -
⚫︎ブランケット素材、ボーダー柄裏地付きのカバーオールジャケットから着丈カットはデニムのみのカットを行い、ブランケット裏地はそのまま出すレイヤードスタイルのデザインをご提案。
ブランケット素材の裾は切りっぱなし仕様、ほどけていく生地の変化も楽しみの一つになります。

本体デニムの裾はヴィンテージデニムならではの「アタリ」が特徴的でシンボルでもあります。無くしたくない表情はそのまま受け継ぎたい気持ちです。裾部分は切り取りをして、丈カットした裾に再び取り付けを施しました。

⚫︎各ポケット外しはポケット跡の色残りが表れ、インディゴの濃淡が面白いものです。
これだけでもデニムの変化を楽しめます。

経年変化を最も気軽に楽しめるデニム、タフで自由度の高さは群を抜く素材ならではです。
現在で約60年経て、この先も何十年、また誰かの手に渡ってその先何十年、どう変化していくのでしょうか、想像が広がります。
これも洋服とのお付き合いの楽しみです。

かつて労働者の上着というイメージが強かったデニムからファッショナブルなアウターに変化する現代的なアプローチのリメイクです。

どうぞ参考にしてみてください。



※お詫び
ビフォー(画像 : 左 )、アフター(画像 : 右)のデニムの色は撮影時環境の違いによるもので、
ブリーチ加工は行っておりません。
光が一定ではなくて申し訳ございません。









atelier rei

洋服の修理、リメイク、オーダーメイドをはじめオリジナルのウェディングドレス制作も承ります。 洋服に関することでしたら、何でもご相談ください。