Reused textile EDITION -parachute bag- vol.2

1枚の布

包み、敷き、覆い・・・

古くから世界中のどの国であっても人は日常の生活に一枚の布をシンプルにまた様々な工夫して使っている。布使いは暮らし中ばかりではなく、身に纏うことも同じで1枚の布で身体を気候や危険から守り、そしてさらには装う美へも発展をしていっている。アフリカのカンガ、インドのサリーもとても興味深くて面白く、関心しきりです。

布の接ぎ合わせ「パッチワーク」

小さなハギレのピースを繋ぎ合わせた布。これも古くから世界中のどの国にも手仕事の一つとして存在しています。お国柄によって特徴が違うので本当に面白く探求は尽きません。最大の魅力は名もなき女性たちが作ったということも惹かれる理由かもしれません。

伝統的な技法やデザインを継承することと、現代ではより自由度を求めて新たなパッチワークも生まれています。ここには何の制約もないためか驚くほど鮮やかな色使い、大胆な構図、現代性を感じさせてくれます。

光を通すと繋ぎ合された箇所に陰影ができ、また違った趣き、ステンドグラスのようです。製作過程は新しい発見をする楽しさがいつも潜んでいる。嬉しい発見。

布はどんな布も好きです。色、マテリアル、風合い、肌触り、風になびく様子、濡れた表情、10、20年後の変化。思いは尽きません、だから今をもっとも大事に向き合っていこうと思います。