メイクオブジェクト編

先日開催されたUNEVEN GENERAL STOREでの出張お直し相談室の一コマをご紹介させていただきます。

UNEVENスタッフより「こんなお願いをしてもいいですか?マスクの台座を作って欲しいのです」大事にされているお気に入りのマスク「パウレ族のプレプレ」をお持ちくださいました。

なんてプリミティブで可愛く、個性的な造形と顔の表情がたまりません、魅了されます!神聖な心は不器用ながらも伝わってくる、胸が熱くなってきました。

ご依頼内容は壁掛け用の台座。

洋服に限らずアトリエでは暮らしにまつわる物づくりを行い、衣食住&アートそれぞれのすべては生活の中で繋がりをみせ心豊かに暮らす要素。もちろんこんなに嬉しくなるご依頼を前のめりに承ります。


マスクの造形からは想像が付かない台座をイメージ、ご本人自らデッサンをしてくれました!面白いです。本当に驚きの発想、素材使いなのです。今からドキドキしています。制作は来年に持ち越しですが毎日マスクのことばかり考えています。

パウレ族のプレプレの仮面を前にしてこんな物つくりが出来たらいいな、この精神をお手本に素直に作りあげたいと心に刻みました。

またこうして初めての事に挑戦する。ありがたく遊ぶように楽しみたいと思います。出来上がりは先になりますが、楽しみにしていてください。(私が一番楽しみです。)

さらに、「まだ数個のマスクを所有してるのでそれぞれ続けて作って欲しい」なんてプランまで聞かせていただき、たまらない心が踊りました。つづく!

こんな風に日々を楽しんでいるUNEVENスタッフの姿は頼もしくてドキドキさせてくれます。嬉しいご依頼をいただきました。


ープウレ族のプレプレー

コートジボワール、バウレ族による木の仮面。角や顔の周りに施された彫り模様が綺麗な品です。バウレ族は村の重要人物の葬儀の時、村が災難に見舞われた時、または余興の場面に「ゴリ」というダンスを行います。プレプレには家族がおり、その精霊の一家を「ゴリ」と呼びます。ゴリの仮面は4種類あり、それらは家族を構成しています。この「プレプレ」と呼ばれる仮面は息子(年少男子)を表し、仮面ダンスの最初に現れ、父親の「ゴリゴナン」、母親の「パン」、娘(年少女子)の「パンプレ」の仮面が登場することを告げます。太陽をかたどっているといわれ、少年少女の音楽や歌にあわせて踊ります。ゴリは、災厄を鎮めたり、物事が良い方向に向かうといった超自然的な力の媒介者と考えられています。

atelier rei

洋服の修理、リメイク、オーダーメイドをはじめオリジナルのウェディングドレス制作も承ります。 洋服に関することでしたら、何でもご相談ください。